ウイルスと共存する時代
新型コロナウイルスが猛威を振るいだし、見えない恐怖に世界が怯える2020年。感染を避けるため人々が集まる場所やイベントに自粛要請が出ると、延期や中止といった波が次から次へと襲ってきた。その波はメテオロッサにも打ち寄せた。スクール初参加予定だった大会が中止になったり、常陸大宮市内施設の利用中止となりメテオロッサの活動も自粛せざるを得ない状況になった。3月は丸々活動ができず、4月からは何とか再開できるかと思った矢先、急速な感染拡大が続き目の前までウイルスはやってきた。終息するのか。いや、これは最早終息することは無いだろうと考え始めた。薬などで治りはするかもしれないが、新たなウイルスが今後も出てくるだろう。メテオロッサに今できることは、終息を待ち再開することよりも、次のステージを目指し始動することに至った。
新年度始動
2020年4月3日(金曜日)午前中にはトレーニングマッチを予定していた。以前もお世話になったことのあるアライブさんだ。今年のバーモントカップの県北地区予選に出るチームで、中央地区予選から出るメテオロッサにとっても共に県大会出場を目指す同士である。そんなチームとトレーニングマッチを組めることも地区予選前の良い時期だった。しかし、アライブさん側の参加人数減少や国内情勢の急変、4月入って直ぐに水戸市内で初の感染者が出てしまった事を受けて、今回の仮想バーモントカップトレーニングマッチをキャンセルさせて頂いた。
不安の未来か 安定の未来か 安心の未来か 挑戦の未来か
同時に4月中旬まで常陸大宮市内施設の利用中止が延びたことで、メテオロッサホームである山方体育館でも利用できなかったが、会議室であれば万全の対策を取ることが条件で利用可能となった。そこでミーティングでは会議室の窓を開け、常に換気する。生徒同士の席を離し、出入りの際はアルコール殺菌などの対策をしてメテオロッサの今後について話す予定だった。しかし、複数人が集まってしまうミーティングにも疑問を覚えたので急遽中止とした。
コロナショックにより時代は数日の間に劇的に変わってしまった。新年度始動にあたりメテオロッサでも変わらなくてはいけない。メテオロッサのテーマでもある「挑戦」という言葉の中には〔守る・止まる〕では無く、〔攻める・進み続ける〕を掲げている。であれば終息するであろうと待っているのでは無く、出来ることを全力でやっていく。挑戦して失敗したって問題ない。挑戦しないで失敗したくない。そんな思いはトレーニングしている時でも生徒に伝えていることだ。
そこで出た答えはオンラインスクールだ。感染症を避けるためには同じ空間にはいられない。だからこそ、今だからこそ出来ることがある。オンラインでの繋がりであれば自宅にいても生徒同士、コーチや保護者がコミュニケーションを取ることができる。
オンラインスクールの未来
オンライン最初のスタートをトレーニングマッチが中止となった3日の夜、山方公民館に集合してのミーティングでは無く、オンラインミーティングに変更した。
前日中止と決めたその時間から急ピッチでオンラインを開設。なんとか予定時間へ間に合わせることができた。使うツールはパソコン、スマホ、タブレット、iPhone、Android対応のZoomというアプリだ。ここへスクール生保護者を招待しミーティングを再開した。このミーティングルームにはIDやパスワードが必要になる。簡単な操作で入れるためスクール生保護者は主にスマホからの参加だった。無事に多くの生徒が参加でき約30分程度のミーティングは終了した。入れていなかった生徒もいたため、事前に録画していたミーティング風景をYouTubeにて限定公開した。また初めて参加した生徒保護者の振り返りにも見て頂きたい。
一筋の光
今回の試みは全てにおいて初めてだったが、やはり挑戦したことで新たな世界が見えてきた。それを今後体現するためメテオロッサは進んでいく。そしてオンラインスクール次回は7日(火曜日)ジュニアユースにオンライントレーニングが加わった。ここから日々新たな挑戦がスタートする。
考えただけでもワクワクが止まらない。