指導実践-最終日-
最終日は朝から指導実践が行われた。22名全員が、今までの成果を実践に移していく。8:00前には集まり準備開始。1番目に実践を行う方が、全体のウォーミングアップを任された。前の日にどんなアップにするか考えて来たと言うだけに、各自身体も温まり、それぞれに抱えた緊張もほぐれていったに違いない。
この日の指導実践は1Fで行われた。
指導実践案
前日には、くじ引きにより実践の順番が決められていた。ここで1番目のくじを引ければ面白かったが、22名中12番目の出番となった。
また、同じテーマで指導実践に望むのは自分を含め3名。前日の指導実践案ではこの3名でミーティングも行なっていた。各テーブルに同じテーマを持った指導者達が集まり、当日の確認をしている。
中にはこの時点で緊張している方やリラックスしている方、喋らない方や積極的な方がいて、指導者によってもタイプが違い面白い。そんな1人として、指導実践のミーティングを共有できる事も、この講習会の魅力の一つだ。
出番がくる
前の方が指導実践開始と同時に準備をする。
「〇〇さん、ありがとうございました。はい次、12番吉成さん!」
という事で自分の出番が来た。指導の基本であるフリーズや、デモンストレーションを入れる事が条件になり、試合形式で1人約10分間の待ち時間が与えられた。全員を集め、自分のテーマや指導案、目的を述べスタート。
普段子供達にしている指導スタイルでやりきった。
22名全員が指導実践を終えたのは15:00頃。
クロージング
実践を終え、味の素スタジアム第3会議室へ向かう。最後は全日本女子フットサル代表監督の伊藤さんと学生インストラクターの方だけになった。
今回受講するにあたって、全ては自分自身の責任と考えた上で参加している。
正直、達成感の中、心と身体はヘトヘトだった。怪我した足をかばう反面、負担が大きかったのだと思う。しかし、最後までやれた事は自信へ繋がりとても嬉しかった。
ここでフットサルC級指導者養成講習会の全過程が終了となった。
我々はフットサルファミリーとして、各地でこれからも活動して行く。ここで出会った仲間と3日間の健闘を讃えた。そしてここから各自目標へ向う。
そこには最高の笑顔とガッチリの握手があった。
誰かが言っていたのを思い出した。
「フットサルは人生の縮図である」
と。
そして指導者達は、また再開する事を約束し別れていった。