最高記録

なりコーチが君と同じ年代の頃リフティングを夢中で練習したのは何故でしょう。

茨城県水戸市の渡里サッカースポーツ少年団に入団したのは、小学3年生の時でした。今でも付き合いのある親友から誘われた事と、当時マンガでキャプテン翼が流行り、主人公の大空翼に憧れたからでした。しかし入団した当初、試合に出してもらえば「お前のポジションはそこじゃないだろっ!」と、何をやっても怒られていました。点を取りに行けば怒られ、守りをすれば怒られ、ポジションの役割なんか入団したばかりでは何をやっていいのか、さっぱり分かりませんでした。ボールが蹴りたくて、点を取りたくて、ただそれだけでした。

この年、元サッカー日本代表の釜本邦茂さんのスクールに、各少年団が参加し、渡里サッカースポーツ少年団も参加する事になりました。スクールで教わった事は残念ながら覚えていませんが、今でも鮮明に覚えている事があります。それは、スクール最後の時間に、参加した小学生全員が、釜本さんを円で囲んでのリフティング大会。事前にサイン入りのボールを10個…30個位?用意していてくれて、「長くボールを地面に落とさなかった人にあげます!」と、言われスタートしました。

「欲しい、やってやる!」と思い蹴り出した時、回数でたった2回…。あっという間に終わってしまい、釜本さんの目にとまりませんでした。しかし、その親友は10回位できたでしょうか。釜本さんの目にとまり「きみっ!」と言われサイン入りボールをもらいました。とても悔しかった事を覚えています。泣いたかな?(笑)

次の日、学校から帰ってはリフティングの練習を、誰かに教わる事でもなく、ひたすらやりました。なかなかボールは言う事を聞いてくれませんでした。何回ドブにボールを落としたか…。(笑)どうしたら蹴っていられるのか日々考えていました。

すると、2回だったリフティングが日を重ねるごとに5回に…10回にと増え、楽しくなっていきました。その後、サッカーをする環境が変わっても、暇があればボールを蹴っていました。気付くと君と同じ歳の頃、周りはリフティングを数十回の所、数百回まで出来るようになっていました。

中学生になり、朝の練習で一人黙々とリフティングを行い「3,339回」というリフティング最高記録を出しました。時間にすると約40分間。朝の練習をしても良い時間を超えてしまい、止むを得ずボールを落としてしまったという所です。この記録は、周りの人や、一緒にプレーしていた現役プロサッカー選手でも越えられなかった壁です。

しかし、君なら超えられるかもしれないっ‼︎

何をするにも、自分より”出来る”人はいっぱいいます。君の近く、見えている人達だけでもいっぱいいるはずです。

その人達を見ているのではなく、キミがその出来る人になるのです。

なりコーチもリフティングは得意ではありませんでした。好きな事(ボールを蹴る事)を”できる”環境に君がいるのなら「出来ない!」と決めつけるのではなく、チャレンジするのです。

メテオロッサ フットサル スクールで何か参考になれば幸いです。

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